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宮沢賢治の処方箋

宮沢賢治さんの世界に浸かる毎日を過ごしております。

作品世界もそうですが、
想像以上に人間味あふれていた賢治さんの人間像に
どんどん惹かれていっています。

ゴッホのように、死後有名になって行った人ですから
その情報はとても少なく
ミステリー(?)たっぷりで、想像力を掻き立てられます。

そういえば、一番最初に賢治さんの作品にふれたのは「やまなし」です。
たしか、小学校の教科書で。
たぶんみなさんも鮮明に覚えているであろうアレです。

二匹のカニの兄弟が水底から見た出来事を綴った話ですが
その中の一行
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」が衝撃でした。

クラムボンが何をあらわしているのかは今も判明しておりませんが
僕には、かぷかぷわらったよが驚きの表現。
カニたちはクラムボンというものがかぷかぷして笑っていたのを見たのでしょう。
その体験を説明ではなく、そのまま伝えられている感じ。

賢治さんのものの捉え方が凄くシンプルなんだなぁと思う。

そういえば、主人公の視点でダイレクトに描かれた作品がとても多く
心情をストレートに伝えてくる。
絵本のような、短歌のような、漫画のような、賢治さんだけの文学。

心の中がごちゃごちゃしたときなどに読むと、少し整理されていくような気がします。
あれこれ理屈こねまわすのをやめて、かぷかぷ、どっどど どどうど、ぶかぶかでいいのかと。

他に好きな作品は「猫の事務所」「よだかの星」とかですかねー
「風の又三郎」も不思議な作品で好きです。
ぜひ読んでみてください。

『十二階のカムパネルラ』始動!!

こんにちわ!千田です。

とうとう稽古開始されました!『十二階のカムパネルラ』!
開始早々飛ばしております。
出演者のほとんどが、オーディションを経て集ってもらったこともあり、
劇団員ともども、まるで旗揚げのときのような顔をしております!

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だったら
今回は、「僕らが演劇を始めた頃の90年代のように演劇をやりたいね!」と、
初心に、童心に立ち返って稽古をはじめています!
マラソンから始まり、ストレッチに肉体訓練、リズムトレーニング、シアターゲームにインプロに・・・
稽古後はご飯を食べながら語らい、終電と共にみなそれぞれ帰っていきます。
みな、ワクワクしております。
年代も、活動の場所も違う、この集ったこのメンバーを毎日見てますが、その顔を見ていて、
昨今減少しつつある「劇団」らしい集団が出来そうだと思いました。

お話は、タイトルに「カムパネルラ」とあるように、宮沢賢治さんのお話。
しかし、賢治さんを取り扱った今までの作品の中でもずいぶん違った角度からの視点となっているかと思います。
そして「十二階」。これはかつて浅草にそびえていた浅草十二階という尖塔。
台本を、今回はまだすべてを渡さないというスタイルの今回の稽古!
時代も存在した場所も違う賢治さんと浅草十二階!作品の中でどんな形で組み合わさっていくのか?
とても楽しみです!

千田剛士



・・・・・・・

シアターキューブリック 2018 クリスマス公演

『十二階のカムパネルラ』

作・演出 緑川憲仁

♪メインテーマ 岡村孝子「世界中メリークリスマス」


Campanella_omote.jpg


2018年11月21日(水)~25日(日)

会場 浅草九劇 <東京都台東区>  アクセス
東京都台東区浅草2-16-2 2階

宮沢賢治の代表作のひとつ『銀河鉄道の夜』は、
もう二度と会えない友、カムパネルラをめぐる心の冒険物語。
もしも、そのカムパネルラが賢治だったとしたら......。
大正から昭和にかけての賢治の故郷・花巻と、
浅草十二階と呼ばれた巨塔そびえる浅草を舞台に繰り広げられる、
大正浪漫躍るクリスマスファンタジー。


役者群
高橋茉琴 片山耀将 谷口礼子 千田剛士 榎本悟
眞実 今氏瑛太 金田理佐子 坂本実紅 佐藤沙予
品川ともみ 千葉太陽 鳥居きらら 藤井優海

上演時刻
21日(水)19:30
22日(木)19:30
23日(金・祝)14:00/19:00
24日(土)14:00/19:00
25日(日)13:00/17:00
※開場は開演の30分前です。

観覧料
4,500円(税込・全席指定)
当日 4,800円
学生(大学・専門学校生以下) 2,500円 ※要学生証
※未就学児の観劇はできません。

チケット好評発売中!
★チケット予約フォーム★
https://www.quartet-online.net/ticket/12kai?m=0jhieai


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さあ来い! 劇場公演!

お疲れ様です。
千田です。

このたび、シアターキューブリックが
実に久しぶりに「劇場公演」をします!

僕の所属する劇団「シアターキューブリック」は2000年旗揚げで
もう、18年も経ってしまいました。
ココ最近は、すみだの商店街でお騒がせをしたり
日本各地のローカル鉄道という動く劇場!で公演をしたり
街なかや銭湯など、いろいろな形態での演劇公演をして参りました。
もともとは、90年代という小劇場ブームまっさかりに
演劇大好きで集まった連中で始まった劇団なので、大小かかわらず
ちゃんと(?)劇場にて、たくさんの作品を上演してました!

劇場ではないところで公演をうっているのは
心変わりしたわけではありません。
「劇場」という場所に留まることなく、
むしろ、われわれのほうが色々な場所へ赴こう!
という意図なので、そうむしろ心が強くなっていったと思います。

さて、久しぶりの「劇場公演」。
とうとうやってしまいます。

たとえば、箱根の海賊船の上で観客巻き込み型公演をした『パイレーツ・オブ・ロワイヤルⅡ』や
たとえば、商店街の店舗という劇場を移動しながら演劇を見る『11月のレインリリー』
たええば、先日公演した、動く劇場!動く背景!生音生演奏、本物の数々をローカル鉄道とともに楽しむ『銚電スリーナイン〜Return to the Roots』

僕らは演劇を持って、その街であり、そこの人々に会い、共にお客さんをお迎えする公演をしました。

僕ら演劇人にとっての街とは劇場です。
今回は、僕らの街である劇場にてお迎えする公演。

シアターキューブリックは演劇の土着民である、そんな気持ちがあります。

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撮影:宮内敏行

この写真は2012年公演の『葡萄酒いろのミストラル』という作品です。
この頃にはもう、演劇界からたくさんの俳優さんに来てもらい、共に公演を作っていました。
出自も、年齢も、経験も、性格も、性別もバラバラの面々。
でも、不思議と最後はみんなおんなじ表情をうかべるなぁ〜と思い
僕はカーテンコールのみんなが大好きです。

そんな僕らの住んでいる街「劇場」にぜひぜひお出でくださいませ。
こんどの公演に集った住民たちと一緒に誠心誠意お迎えしたいと思います!
どうぞ宜しく!!

千田剛士



・・・・・・・

シアターキューブリック 2018 クリスマス公演

『十二階のカムパネルラ』

作・演出 緑川憲仁

♪メインテーマ 岡村孝子「世界中メリークリスマス」


Campanella_omote.jpg


2018年11月21日(水)~25日(日)

会場 浅草九劇 <東京都台東区>  アクセス
東京都台東区浅草2-16-2 2階

宮沢賢治の代表作のひとつ『銀河鉄道の夜』は、
もう二度と会えない友、カムパネルラをめぐる心の冒険物語。
もしも、そのカムパネルラが賢治だったとしたら......。
大正から昭和にかけての賢治の故郷・花巻と、
浅草十二階と呼ばれた巨塔そびえる浅草を舞台に繰り広げられる、
大正浪漫躍るクリスマスファンタジー。


役者群
高橋茉琴 片山耀将 谷口礼子 千田剛士 榎本悟
眞実 今氏瑛太 金田理佐子 坂本実紅 佐藤沙予
品川ともみ 千葉太陽 鳥居きらら 藤井優海

上演時刻
21日(水)19:30
22日(木)19:30
23日(金・祝)14:00/19:00
24日(土)14:00/19:00
25日(日)13:00/17:00
※開場は開演の30分前です。

観覧料
4,500円(税込・全席指定)
当日 4,800円
学生(大学・専門学校生以下) 2,500円 ※要学生証
※未就学児の観劇はできません。

一般前売開始 9月19日(水)19:00~

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銚電スリーナイン! 僕のベストショット!

こんにちわ!千田です。
『銚電スリーナイン〜Return to the Roots〜』
ご来場・応援ありがとうございました!
懐かしくもあり、挑戦でもある公演だったなと思います。
銚子での公演は9年ぶりだったのですが、人も街も、
変わってしまう部分、変わらぬ部分、まだまだ未知の部分。
そういうものを何度も確認するような日々でした。
そして、仲間たちと顔をつきあわせ、お互い向き合う日々でした。
戦いというにはそれほど若くないチームでしたが
終わらぬ道を淡々と進む日々を共に歩んでくれました。

その中のひとりに宮内敏行さんという方がいて、
銚子在住のカメラマンであり、銚子で出会って以来、
シアターキューブリックをファインダーを通して見つめ続けてくれた人。
今回の『銚電スリーナイン〜Return to the Roots〜』でも、公演中の写真を取り続けてくれました。
ひとまず一日分として頂いた写真がなんと1075枚!
すごい量です。厳選してこれですから。
それらを見続けていると、僕らでは気づけない瞬間も数々きりとっておられます。

一枚だけですが、ご紹介したいと思います。

といっても、一番好きな写真というか、一番好きなシーンを切り抜いてくれた一枚。

終盤、東京からやってきたヒカルと、銚子の女性・なつのシーンです。

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なつは、終わりゆく銚子電鉄を見つめ、ローカルや身近にある様々なことにエールを送る。
銚子で沢山のものを再発見してきたヒカルは、そんな地に足をつけ踏ん張っている女性・なつにエールを送る。
なつは、たくさんたくさんの事をうけとりただ一言、
「ありがとう」

東日本大震災以来、演劇のあり方をとても考えるようになりましたが
演劇の役割のひとつである、エールを送るということを、特に思うようになりました。
エールはいろいろな形で伝わり、広がって行きます。
明日がほんの少しでも元気になるように演劇があったらいいなと思います。
つい、このシーンはホロリときてしまいました。

ちなみに左が「ヒカル」、右が「なつ」です。
それぞれ、ほしあいめみさんと高橋茉琴さんが演じてくれました。

僕は「車掌」という役柄上、ひろびろと劇空間を見られるのですが
スリーナインシリーズは、すぐ横に芝居があり、周り中に本物があります。
そのせいか、ダイレクトにエネルギーが伝わるのでしょう。
お客さんたちそれぞれが、とても自分たちに繋げて想像を広げているように思います。

9年前に「ヒカル」、「なつ」を演じた彼女らも見てくれたのですが
その間を埋めるように、思いの中にダイブしている姿が印象的でした。

さぁ!9年ぶりの銚電スリーナインへ!

こんにちわ!千田です。

只今、『銚電スリーナイン〜Return to the Roots〜』稽古中、
しかも、とうとう本番が今週末に迫っているという佳境!

今回の出演陣は、全員、ローカル鉄道演劇経験者ということもあり
ロースタートという事もなく、佳境は最初からだったような気もします。

そこで、これは印象なのですが
全員が、高みを目指しているような時間を過ごしています。

とても安定している時間が「円」だとしたら
毎日変化するギザギザ。
とまどいもあれば、挑戦も葛藤もあり、
だけどまぁ、経験者たちですから
如何にしたら「円」になるのか戦っていく日々です。
なので、たぶんですが(僕も戦いの当事者なので)、
その「円」は日に日に大きくなっているような気がします。

本番が非常に楽しみですね。

今回は、銚子のまちにも幾度も行く機会がありました
銚子の人たちにもたくさん会えました。
だけどまだまだ足りない気がします。

10年前の『銚電スリーナイン』のときは初めて過ぎて上演するだけでいっぱいいっぱいでした。
9年前の『銚電スリーナイン〜さようなら、イワシ号〜』では、たくさんの現地の方に協力頂き、力を合わせることができました。その時の縁が続き、今回の共同戦線に続いています。

あれから9年経ちました。

香川県や茨城県でのローカル鉄道演劇を始め、「演劇はひとりではできない」ということを毎回毎回痛感し、感謝するばかりだったように思います。
僕らのできることは稽古場の「円」を現場にまで広げ、また共に広げ、
お客さんとも共に広げ合うという、ただただ広げ続ける日々。
それに尽きます。

皆さま、お力お貸し下さい。
プロフィール

千田剛士

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出演動画

シアターキューブリック
『誰ガタメノ剣』
2010年 紀伊國屋サザンシアター


シアターキューブリック
『ベイクド・マンション』
2009年 シアターサンモール


シアターキューブリック
『銚電スリーナイン』
2008年 銚子電鉄車内
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