ダメなこと

なんだか最近、自分のダメなところを一つみつけた。

人間的にダメな部分は今は置いておくとして、
機能的にこんなよくない部分があったのかと今更きづいた。

周りの風景を覚えておけないのだ。

どうしても見たくて、行き着いた先で見た風景はよく覚えている。
でも、その途中なんとはなしにぼーっと見ていた風景を覚えていない。

僕はサル山が好きで、いくらでも眺めていられ、あるサルがどんな行動をとっていたかは覚えているが、
動物園であと何を見たかを覚えていない。

電車の中で人々がどんな生活を送っていたかを覚えていない。


では、どこにいたのかと思うと、
例えばいくらか先に出会うであろう出来事の場所にいたり
色々めんどうがあった過去のある時間にいたり
まったく関係ない世界にいたり、

現実をあまり生きていないのだ。

まったく「居ない」わけではなく、
勃発する日々の出来事に一喜一憂している。
だが、その直後、まったくそこからジャンプしてしまっていたりする。


すべて脳内の話です。


街でふいに、何十年と毎日のように歩いていて
何十年とかわらずそこにあった景色をやっと初めて見た。

なんだか自分の半生をもったいなく感じ
愕然とした。

半分はもったいなくたって
もう半分は、生きるために戦っていたからである事も知っているから
僕は嫌になったりしない。

僕の慣れ親しんだ街に、知らない顔が沢山ある事を知れたのは
とても楽しいことですよ。

コンビニに入って
キレイに並んでいるタバコ達を初めて注目して
赤い値札が刺さるように目の中に入って来た。

ビルディングの上方の看板のさらに上方に、空の色で染まっている窓があった。

道路工事がちゃんと進行していた。

発見だらけです。
趣味は散歩なのに、日々は散歩しないでいた。
散歩しよう。

ただ困っているのは
頭の中は、やはり瞬間移動を繰り返しているので、
非常に疲れます。

だから、結局覚えておけない気がします。
プロフィール

千田剛士

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『誰ガタメノ剣』
2010年 紀伊國屋サザンシアター


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