古き良き演劇をどうぞ!『幸せな孤独な薔薇』!
こんばんは!千田です。
僕の次の出演作品『幸せな孤独な薔薇』!
この脚本の初演は2000年の5月。
実に20年ほど前に上演されました。
当時、シアターキューブリックは旗揚げしたばかり。
今回のメンバーでもある緑川、奥山、僕などはこぞって見に行き、
心に心地よい傷を頂いて帰ってきたのです。
とても素晴らしい作品でした!
こちらの脚本を書かれたのがクチーナ・ミラノの田嶋ミラノさん。
俳優としては、惑星ピスタチオの平和堂ミラノさんとしても有名で
僕の出演作を知られている方は、ほほぅと思って頂けるかと思いますが
パワーマイムや超絶ドラマチックなストーリー、演出。全力の俳優たちでおなじみの
カプセル兵団主催の吉久直志さんが、若かりし頃に所属していたのが惑星ピスタチオという団体です。
肉体と人間力と推進力と奇想天外な演出とギャグをこれでもかと押し出し、人気を博し、
関西から東京へと進出してきた劇団でした。
僕らもたくさんの作品から多大な刺激をうけた団体です。
ミラノさんが脚本を書くとなると、所属団体とは打って変わり、
せつなくてまっすぐで、登場人物たちが皆、人生に立ち向かい力強く生き抜いている
もうミラノさんらしい作品ばかり。女性らしくて美しい。
それでいて男性でもファンになってしまう、キレイな作品。
演劇は秘匿の芸術でもありますから、これ以上あまり説明しないでおきますね。
ぜひ、劇場にてその小箱を開けてもらえたらと思います。
中でも『幸せな孤独な薔薇』という作品は、ミラノさんが独り立ちし、クチーナ・ミラノとして2作品目の作品!
2000年当時も非常に高評価で、さぁ!これから団体も盛り上がっていくぞ!という矢先に遺作となってしまった作品。
僕ら、次の世代は想いを引き継ぐべく、機を見ていましたが
とうとう、この春、上演させていただきます!
僕にとって、僕という俳優に刺激を与えてくれた、若かりし時に見た演劇たち!
その古き良き時代に君臨していた作品でもあり、心踊ります!手に汗にぎります!
実は、この頃の作品、ずっとやってみたかったんです。
当時は感動するだけだった作品たちに、今の僕ならどんな関係をつくれるのか!楽しみです!
そして、ぜひ、当時の演劇を知らない若者たちに見て、知って貰えたらなと思っております。
素晴らしい作品がたくさんあったんだよ!
当時を知っている方たちにも、マネなどにはならず、今ならではの作品を
今を生きる僕たちで作りますので、ぜひ新鮮な気持ちで見て頂けたらな!と思います。
それでは長くなりましたが、意気込みはこのへんで!
以下、公演情報の後、懲りずに、出演者紹介もかんたんにやってみようかと。
素晴らしい皆さんが揃ってます!
長くてごめんなさいね(^o^)
千田剛士
● ◎ ● ◎ ● ◎ ● ◎ ● ◎ ●

シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇
◆『幸せな孤独な薔薇』特設公演ページ
http://qublic.net/20shiawase/

■役者群
片山耀将
奥山静香
千田剛士
鈴木研 [第27班]
眞実
坂本実紅
首藤健祐 [東京ハートブレイカーズ]
西川浩幸 [演劇集団キャラメルボックス]
■ものがたり
留学を夢見る女学生ルカは、遠縁にあたる老人の存在を知る。
郊外の屋敷に暮らすその老人はとても裕福なのだという。
ルカは自分の夢を叶えるため、友人のミサとこの屋敷を訪ねた。
留学の援助をお願いしたいが、自分はきれいでもないし、愛想も無い。
自分の容姿にコンプレックスを抱える彼女は、ミサに身代わり役を頼んだのだった。
夏と呼ぶには少し早い季節の昼下がり、
屋敷の中に案内された二人は、いよいよ老人との対面の時を迎える。
ところが、果たして二人を待ち受けていた老人は、盲目だったのである。
■上演時刻 (上演時間1時間50分)
9 木 ◆19:30
10 金 ☆14:00 /19:30
11 土 13:00 /17:00
12 日 13:00 /17:00
13 月 ☆14:00 /19:30
14 火 19:30
15 水 17:00
■観覧料 [全席指定]
◆幸せな初日割 4500円
☆平日昼間割 3500円
一般前売り 4700円
当日券・当日精算+300円
チケット好評発売中!
https://ticket.corich.jp/apply/105588/003/">▶ お求めはこちら https://ticket.corich.jp/apply/105588/003/

オモテ面・ウラ面は、クリックでPDF画像が見られます!
ダウンロードして手元に置くなど、ご活用ください(^^)
● ◎ ● ◎ ● ◎ ● ◎ ● ◎ ●
さてさて、ここまでお読み頂きほんとうにありがとうございますm(_ _)m!
前述した通り、かんたんではございますが、僕の視点で、出演してくださる皆様をご紹介します!(記述順・敬称略)
★片山耀将 (かたやま・ようすけ)
シアターキューブリックでは、主人公または飛び道具をやっているご印象でしょうか?
色黒・長身・筋肉質!と三拍子そろった彼ですから、怖い印象をお持ちの方もいるでしょう。でも、僕が知っている彼の印象は、ずばり「ナイーブ」。ほんとうに細やかに気配りをする人。同時に持っている気性が「チャレンジ精神」。この2つを同時に持っている人ですから、細やかにドキドキしながらも、ついついバイオレンスやアドベンチャーな危険領域に踏み込んでいける。
非常に稀な、繊細な攻撃力を蓄えた俳優です。
ミラノさんの作品にもあっていると思う。お楽しみに!
★奥山静香 (おくやま・しずか)
みなさんが一番印象にあるのが、帰ってきたキューピッドガールズの不動のリーダー!ですかね。
肝っ玉母ちゃんで、酒好きで、豪快かつおっちょこちょい。でも、まとめる時はしっかりまとめる。もう、彼女とは旗揚げの時からの付き合いですから20年以上になります。
印象に無いかもしれませんが、泣いてる顔も、悔しがっている顔もたくさん見てきました(内緒)。昔の話でもなく。
自分の弱さを知っているから、結果、強くいようと立ち向かえるんですよね。
きっと、この舞台の上でも不動の奥山さんでいるのでしょう。信じています!お楽しみに!
★千田剛士 (せんだ・つよし)
僕です。お楽しませます!
★鈴木研 (すずき・けん) [第27班]
彼がシアターキューブリックの舞台に初めて立ってくれたのが、2014年12月に上演した『サンタクロース・ドットコム!』という作品。陽気で頼れる大学生を演じてくれました。今どき(当時)であるからこそ柔軟かつ等身大な演技に、「ああ、時代が移り変わっているんだなぁ・・・」と、僕らに思わせてくれました。
あれから5年半ほど。研くんがいる第27班さんも演劇の賞をとるなどし、彼自身もすごく骨太な俳優になった印象。
ほんとうに沢山の経験をして来たことでしょう。良いことも悪いことも。
だけど、だけどですよ、それでも彼は今でも「今どき」を背負っている。それが俳優・鈴木研の凄いところ!と思っています。お楽しみに!
★眞実 (まみ)
実はシアターキューブリックでは結構、長いお付き合いなんですよね。
なんだか、「美人さんなのに垢抜けない娘」というのが最初の印象。
なんと!それは今も同じ印象です!!
その凄みが彼女・眞実さんです。「不器用」が褒め言葉になるほど実直。だから演技への立ち向かい方といったら鈍重で、小石を積み上げ山にしていく感じ。時間をかければかけるほど、今日も素晴らしいが明日はもっと素晴らしいんだろう!と楽しみになる!
そんな、不器用で鈍重で垢抜けない、素晴らしい女優さんです^ ^!お楽しみに!
★坂本実紅 (さかもと・みく)
『十二階のカムパネルラ』では、芸能界で成長していく新人女優を演じてくれました。さかなちゃんって呼ばれてましたね(^^)
当時も最年少、今回も最年少なんですが、初めて会ったときキャピキャピしてて、「おじさん困っちゃうぅぅっ!」だったんですが、「本当は大人びてる」という印象が日に日に強くなって行きました。若くて度胸があって、真摯に吸収しようとしていた。
Tokyo Rocketsというアイドル活動をしながら女優もやっている。どちらも手を抜かず、必死に食らいつく毎日なのでしょう。先日、久しぶりに見た女優・坂本実紅は、その時間の分までしっかり立派になっていました。
もう「大人びている」ではないですね。大人の一人の女優として、共演してもらえる時になりました。お楽しみに!
★首藤健祐 (しゅどう・けんゆう) [東京ハートブレイカーズ]
『誰ガタメノ剣』という公演で高知へも行った時に、どうしようもなく豪快で奇想天外、ひどく恐ろしくて愛くるしい「織田信長」を演じてくれた。当時、若者どもだった僕らと一緒に楽しそうにお芝居をつくってくれた。一緒に遊んでくれた。笑ってくれた。
「また一緒にやりたいな」と思い続け、僕は意外なタイミングで共演できた。(カプセル兵団超外伝 アクティブイマジネーション朗読劇『ラーマーヤナ叙事詩〜インドの神の物語2〜』という作品^_^)
久々だというのに「やぁ!元気か!?」と、さっきの続きかのように楽しい時間を過ごしてくれた。どれだけ救われたことか。
今回、また楽しい時間が続いていきます。ありがたい。
首藤さんは2000年の『幸せな孤独な薔薇』にも出演していて、この話をしたとき、淡々と言葉を伝えてくれた。いろいろと。
たくさんの人の想いも背負って、今回、作品づくりに来てくれています。お楽しみに!
★西川浩幸 (にしかわ・ひろゆき) [演劇集団キャラメルボックス]
僕は、この方がいるから演劇を続けてこれた所があります。
生で初めて演じる姿を見たのが1995年のシアターアプル『スケッチブック・ボイジャー』という作品。僕は大学2年生でした。
3枚目だけどカッコよく、いつも僕たち(お客さんたち)に向かって「楽しんでって!!」というメッセージを投げ続けながら演じてくれていた。超人気劇団のど真ん中にいらっしゃったけど、偉ぶる様子もなく、いつも僕ら(お客さん)をハッピーな気持ちにしてくれた。
そうなんです。とにかく、とても近くにいてくれるような安心感を僕らにくれ、そう、つい「僕ら」と言ってしまいます。
「こんな俳優になりたい」と思いました。それは、当時、僕だけではなかったはずです。
あれから20数年経ちました。先日、西川さんの出演舞台を見に行きました。やっぱり「楽しんでって!」を貰うことができ、嬉しかった。
今回は、「みなさまにハッピーを」一緒にあげさせてください。どうぞお楽しみに!
そんなわけで、豪華で頼もしく、今のシアターキューブリックらしい布陣の『幸せな孤独な薔薇』
かつて僕が演劇はこんなに楽しいんだ!って何度も思わせてくれた時代に、その一本としてあってくれた作品。
今度は僕らの番です。
演劇は本当に面白く、刺激的で、ハッピーです!
どうぞ、どうぞ、お楽しみに!!!
千田剛士
僕の次の出演作品『幸せな孤独な薔薇』!
この脚本の初演は2000年の5月。
実に20年ほど前に上演されました。
当時、シアターキューブリックは旗揚げしたばかり。
今回のメンバーでもある緑川、奥山、僕などはこぞって見に行き、
心に心地よい傷を頂いて帰ってきたのです。
とても素晴らしい作品でした!
こちらの脚本を書かれたのがクチーナ・ミラノの田嶋ミラノさん。
俳優としては、惑星ピスタチオの平和堂ミラノさんとしても有名で
僕の出演作を知られている方は、ほほぅと思って頂けるかと思いますが
パワーマイムや超絶ドラマチックなストーリー、演出。全力の俳優たちでおなじみの
カプセル兵団主催の吉久直志さんが、若かりし頃に所属していたのが惑星ピスタチオという団体です。
肉体と人間力と推進力と奇想天外な演出とギャグをこれでもかと押し出し、人気を博し、
関西から東京へと進出してきた劇団でした。
僕らもたくさんの作品から多大な刺激をうけた団体です。
ミラノさんが脚本を書くとなると、所属団体とは打って変わり、
せつなくてまっすぐで、登場人物たちが皆、人生に立ち向かい力強く生き抜いている
もうミラノさんらしい作品ばかり。女性らしくて美しい。
それでいて男性でもファンになってしまう、キレイな作品。
演劇は秘匿の芸術でもありますから、これ以上あまり説明しないでおきますね。
ぜひ、劇場にてその小箱を開けてもらえたらと思います。
中でも『幸せな孤独な薔薇』という作品は、ミラノさんが独り立ちし、クチーナ・ミラノとして2作品目の作品!
2000年当時も非常に高評価で、さぁ!これから団体も盛り上がっていくぞ!という矢先に遺作となってしまった作品。
僕ら、次の世代は想いを引き継ぐべく、機を見ていましたが
とうとう、この春、上演させていただきます!
僕にとって、僕という俳優に刺激を与えてくれた、若かりし時に見た演劇たち!
その古き良き時代に君臨していた作品でもあり、心踊ります!手に汗にぎります!
実は、この頃の作品、ずっとやってみたかったんです。
当時は感動するだけだった作品たちに、今の僕ならどんな関係をつくれるのか!楽しみです!
そして、ぜひ、当時の演劇を知らない若者たちに見て、知って貰えたらなと思っております。
素晴らしい作品がたくさんあったんだよ!
当時を知っている方たちにも、マネなどにはならず、今ならではの作品を
今を生きる僕たちで作りますので、ぜひ新鮮な気持ちで見て頂けたらな!と思います。
それでは長くなりましたが、意気込みはこのへんで!
以下、公演情報の後、懲りずに、出演者紹介もかんたんにやってみようかと。
素晴らしい皆さんが揃ってます!
長くてごめんなさいね(^o^)
千田剛士
● ◎ ● ◎ ● ◎ ● ◎ ● ◎ ●

シアターキューブリック結成20周年記念公演第一弾
『幸せな孤独な薔薇』
作 田嶋ミラノ 演出 緑川憲仁
2020年4月9日(木)~15日(水)
浅草九劇
◆『幸せな孤独な薔薇』特設公演ページ
http://qublic.net/20shiawase/

■役者群
片山耀将
奥山静香
千田剛士
鈴木研 [第27班]
眞実
坂本実紅
首藤健祐 [東京ハートブレイカーズ]
西川浩幸 [演劇集団キャラメルボックス]
■ものがたり
留学を夢見る女学生ルカは、遠縁にあたる老人の存在を知る。
郊外の屋敷に暮らすその老人はとても裕福なのだという。
ルカは自分の夢を叶えるため、友人のミサとこの屋敷を訪ねた。
留学の援助をお願いしたいが、自分はきれいでもないし、愛想も無い。
自分の容姿にコンプレックスを抱える彼女は、ミサに身代わり役を頼んだのだった。
夏と呼ぶには少し早い季節の昼下がり、
屋敷の中に案内された二人は、いよいよ老人との対面の時を迎える。
ところが、果たして二人を待ち受けていた老人は、盲目だったのである。
■上演時刻 (上演時間1時間50分)
9 木 ◆19:30
10 金 ☆14:00 /19:30
11 土 13:00 /17:00
12 日 13:00 /17:00
13 月 ☆14:00 /19:30
14 火 19:30
15 水 17:00
■観覧料 [全席指定]
◆幸せな初日割 4500円
☆平日昼間割 3500円
一般前売り 4700円
当日券・当日精算+300円
チケット好評発売中!
https://ticket.corich.jp/apply/105588/003/">▶ お求めはこちら https://ticket.corich.jp/apply/105588/003/

オモテ面・ウラ面は、クリックでPDF画像が見られます!
ダウンロードして手元に置くなど、ご活用ください(^^)
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さてさて、ここまでお読み頂きほんとうにありがとうございますm(_ _)m!
前述した通り、かんたんではございますが、僕の視点で、出演してくださる皆様をご紹介します!(記述順・敬称略)
★片山耀将 (かたやま・ようすけ)
シアターキューブリックでは、主人公または飛び道具をやっているご印象でしょうか?
色黒・長身・筋肉質!と三拍子そろった彼ですから、怖い印象をお持ちの方もいるでしょう。でも、僕が知っている彼の印象は、ずばり「ナイーブ」。ほんとうに細やかに気配りをする人。同時に持っている気性が「チャレンジ精神」。この2つを同時に持っている人ですから、細やかにドキドキしながらも、ついついバイオレンスやアドベンチャーな危険領域に踏み込んでいける。
非常に稀な、繊細な攻撃力を蓄えた俳優です。
ミラノさんの作品にもあっていると思う。お楽しみに!
★奥山静香 (おくやま・しずか)
みなさんが一番印象にあるのが、帰ってきたキューピッドガールズの不動のリーダー!ですかね。
肝っ玉母ちゃんで、酒好きで、豪快かつおっちょこちょい。でも、まとめる時はしっかりまとめる。もう、彼女とは旗揚げの時からの付き合いですから20年以上になります。
印象に無いかもしれませんが、泣いてる顔も、悔しがっている顔もたくさん見てきました(内緒)。昔の話でもなく。
自分の弱さを知っているから、結果、強くいようと立ち向かえるんですよね。
きっと、この舞台の上でも不動の奥山さんでいるのでしょう。信じています!お楽しみに!
★千田剛士 (せんだ・つよし)
僕です。お楽しませます!
★鈴木研 (すずき・けん) [第27班]
彼がシアターキューブリックの舞台に初めて立ってくれたのが、2014年12月に上演した『サンタクロース・ドットコム!』という作品。陽気で頼れる大学生を演じてくれました。今どき(当時)であるからこそ柔軟かつ等身大な演技に、「ああ、時代が移り変わっているんだなぁ・・・」と、僕らに思わせてくれました。
あれから5年半ほど。研くんがいる第27班さんも演劇の賞をとるなどし、彼自身もすごく骨太な俳優になった印象。
ほんとうに沢山の経験をして来たことでしょう。良いことも悪いことも。
だけど、だけどですよ、それでも彼は今でも「今どき」を背負っている。それが俳優・鈴木研の凄いところ!と思っています。お楽しみに!
★眞実 (まみ)
実はシアターキューブリックでは結構、長いお付き合いなんですよね。
なんだか、「美人さんなのに垢抜けない娘」というのが最初の印象。
なんと!それは今も同じ印象です!!
その凄みが彼女・眞実さんです。「不器用」が褒め言葉になるほど実直。だから演技への立ち向かい方といったら鈍重で、小石を積み上げ山にしていく感じ。時間をかければかけるほど、今日も素晴らしいが明日はもっと素晴らしいんだろう!と楽しみになる!
そんな、不器用で鈍重で垢抜けない、素晴らしい女優さんです^ ^!お楽しみに!
★坂本実紅 (さかもと・みく)
『十二階のカムパネルラ』では、芸能界で成長していく新人女優を演じてくれました。さかなちゃんって呼ばれてましたね(^^)
当時も最年少、今回も最年少なんですが、初めて会ったときキャピキャピしてて、「おじさん困っちゃうぅぅっ!」だったんですが、「本当は大人びてる」という印象が日に日に強くなって行きました。若くて度胸があって、真摯に吸収しようとしていた。
Tokyo Rocketsというアイドル活動をしながら女優もやっている。どちらも手を抜かず、必死に食らいつく毎日なのでしょう。先日、久しぶりに見た女優・坂本実紅は、その時間の分までしっかり立派になっていました。
もう「大人びている」ではないですね。大人の一人の女優として、共演してもらえる時になりました。お楽しみに!
★首藤健祐 (しゅどう・けんゆう) [東京ハートブレイカーズ]
『誰ガタメノ剣』という公演で高知へも行った時に、どうしようもなく豪快で奇想天外、ひどく恐ろしくて愛くるしい「織田信長」を演じてくれた。当時、若者どもだった僕らと一緒に楽しそうにお芝居をつくってくれた。一緒に遊んでくれた。笑ってくれた。
「また一緒にやりたいな」と思い続け、僕は意外なタイミングで共演できた。(カプセル兵団超外伝 アクティブイマジネーション朗読劇『ラーマーヤナ叙事詩〜インドの神の物語2〜』という作品^_^)
久々だというのに「やぁ!元気か!?」と、さっきの続きかのように楽しい時間を過ごしてくれた。どれだけ救われたことか。
今回、また楽しい時間が続いていきます。ありがたい。
首藤さんは2000年の『幸せな孤独な薔薇』にも出演していて、この話をしたとき、淡々と言葉を伝えてくれた。いろいろと。
たくさんの人の想いも背負って、今回、作品づくりに来てくれています。お楽しみに!
★西川浩幸 (にしかわ・ひろゆき) [演劇集団キャラメルボックス]
僕は、この方がいるから演劇を続けてこれた所があります。
生で初めて演じる姿を見たのが1995年のシアターアプル『スケッチブック・ボイジャー』という作品。僕は大学2年生でした。
3枚目だけどカッコよく、いつも僕たち(お客さんたち)に向かって「楽しんでって!!」というメッセージを投げ続けながら演じてくれていた。超人気劇団のど真ん中にいらっしゃったけど、偉ぶる様子もなく、いつも僕ら(お客さん)をハッピーな気持ちにしてくれた。
そうなんです。とにかく、とても近くにいてくれるような安心感を僕らにくれ、そう、つい「僕ら」と言ってしまいます。
「こんな俳優になりたい」と思いました。それは、当時、僕だけではなかったはずです。
あれから20数年経ちました。先日、西川さんの出演舞台を見に行きました。やっぱり「楽しんでって!」を貰うことができ、嬉しかった。
今回は、「みなさまにハッピーを」一緒にあげさせてください。どうぞお楽しみに!
そんなわけで、豪華で頼もしく、今のシアターキューブリックらしい布陣の『幸せな孤独な薔薇』
かつて僕が演劇はこんなに楽しいんだ!って何度も思わせてくれた時代に、その一本としてあってくれた作品。
今度は僕らの番です。
演劇は本当に面白く、刺激的で、ハッピーです!
どうぞ、どうぞ、お楽しみに!!!
千田剛士