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◎  20周年ファイナル! 

こんにちは!
千田です。

タイトルにある用語通りなのですが、
僕が所属する劇団「シアターキューブリック」
こちら、2000年旗揚げなのですが、20周年を迎えました!

そして、20周年記念も3年めに突入(笑)

そのファイナルイベントとして、
20周年を記念して上演した2本の作品を、映像作品として仕上げたものを上映してしまいます!
その名も・・・

シアターキューブリック 二次元スクリーン劇場
20周年記念ファイナル~気づけば23年経ちました~

長々としてますが!
まさしくこんな気持でいっぱい!
シアターキューブリックという劇団がすっきりとまるわかりな、そんな一日となります。

とってもステキな特設サイトもつくりました!
詳しい詳細や、絶賛発売中のチケット情報なども含め、
かわいくて、ワクワクしちゃうサイトのデザインも見てほしいです!
ずっとお世話になっている、岡下明宏さんの作品!

▼ ▼ ▼
★二次元スクリーン劇場 特設サイト★
https://qublic.net/2jigen23/

2jigenS-min.png



さて、二次元スクリーン劇場とは?

toha.png

昨今は、演劇作品の映像提供も増えてまいりましたが、
シアターキューブリックでは、シアターキューブリックらしく、
「どうせ映像を作るなら、それだけで最高の作品を目指してみよう!」
と考えました。

これまで、劇団の作品の映像を撮ってくれていた粕谷晃司さん
7台から10台のカメラを劇場に設置し、配信時はスイッチングもしてくれていいました。
なんでそんなにカメラを用意するって?
「だって、撮り残しとか無いようにしたいもん」だそうです!
その臨場感と情の質感は、多くの方の好評をたくさん受けました。

映像の演出をしてくれた、松宏彰さん
CMや映画、広告など、数々の映像にて濃厚な表現を織り込んて来た方!
僕、個人的な出会いは、銚子電鉄を舞台にした映画『電車を止めるな!~のろいの6.4km~』に
僕が出演したとき。
とても思い出深い撮影となりました。その話は蛇足かと思いますので、別の機会に(^^)
驚嘆したのはテンポの良さと鋭さ!
まるで一本の銛で漁をするかのように、必要かつ大胆なショットを次々とキメている!
それは、シアターキューブリックの映像に取り組んでいる時も健在でした。
とにかく!空間へのアプローチが爽快です。

このお二人が、今回の2つの作品をそれぞれ再編集してくれています。

配信時の映像とは違う、今回のイベント用の編集です。

ちょっとだけ見てしまったのですが、、、
良かったなーー。
つい、食い入るように見てしまうを実体験しましたよ。

今度は漁のようにではなく、粘土細工や彫刻をつくるかのように、一筋、一刀、一カット、紡ぐような映像!
はぁ。
これが大画面で映し出されるなんて。

ちなみに、会場の本所地域プラザBIGSHIP
プロジェクターの設置がとても心地よく、
舞台面のほぼ全域が、スクリーンになります\(^o^)/
さらに!会場の方が言っておりました。
「いい〜スピーカーあるんですよ〜」
うちでいつもやってくれている音響さんも認めていましたよ!

極上の映像を!大スクリーン!大音量!で楽しむ演劇!

それが、二次元スクリーン劇場でございます。


さて!

上映作品を紹介いたします!



【 第一部 】

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[ものがたり]

留学を夢見る女学生ルカは、遠縁にあたる老人の存在を知る。
郊外の屋敷に暮らすその老人はとても裕福なのだという。
ルカは自分の夢を叶えるため、友人のミサとこの屋敷を訪ねた。
留学の援助をお願いしたいが、自分はきれいでもないし、愛想も無い。
自分の容姿にコンプレックスを抱える彼女は、ミサに身代わり役を頼んだのだった。
夏と呼ぶには少し早い季節の昼下がり、屋敷の中に案内された二人は、
いよいよ老人との対面の時を迎える。
ところが、果たして二人を待ち受けていた老人は、盲目だったのである――

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詳しく紹介を書いていきたいなと思うのですが、
この作品を、最初に上演しようとしていた3年前の僕のブログ記事をご紹介します。

手抜きではなく、その時にしか感じていなかった言葉が目白おしでした。
作品の紹介、愛すべき出演者のみんなへの想いがいっぱい。
そして演劇への熱いこころがいっぱいでした。

世の情勢を鑑みて、その時は延期となってしまったため、
情報は古いバージョンです。その後、2021年5月に上演をすることが出来ました!
たくさんの想いがつまった作品!それが『幸せな孤独な薔薇』です。

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★千田剛士BLOG 1000$ 千ダラ~!★
2020年02月22日(土) 「 古き良き演劇をどうぞ!『幸せな孤独な薔薇』! 」


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つづきまして!


【 第二部 】

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[ものがたり]

昭和23年春。戦後復興で活気づく東京の片隅に、
家の外へ一歩も出られない引っ込み思案の雌犬「かりん」がいた。
飼い主の少年「ユウキ」は、情けなく思いながらも、
自分のそばを離れられないかりんを可愛く思っていた。
ある日、空から舞い降りてきたたんぽぽの綿毛「しずく」が、かりんをからかう。
しずくに誘われ、おそるおそる野良犬の溜まり場へと足を踏み入れるかりん。
かりんは、怖さの先にある未知の世界の楽しさを知り、
出会った犬たちとの交わりを通じて、まだ見ぬ自分がいることに気づいてゆく。
そして、見上げた雄大な夜空に、眠っていた記憶が星のように光を放ち始める──。

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この作品は、シアターキューブリックが4度、上演した作品です。
その都度、ブラッシュアップというか、悩みと戦いの日々でした!
「かりん」という主人公に向け、登場人物たちが一心に追い風を贈るストーリー。
毎公演、企画立ち上げ、メンバー選出、稽古稽古稽古と。
一丸となった突風のようなチームを作り上げることが肝要だったので。

当時のブログを振り返ると、苦労ではなく、みんなを見ていたのがわかる。
またひとつ、過去の僕の記事をご紹介しますね。
これは、上演の直前に書いた記事。実に真摯です。

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★千田剛士BLOG 1000$ 千ダラ~!★
2022年05月10日(火) 「葡萄酒いろのミストラル、みどころ!」


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お察しの通り、どうして20周年を3年もやっちゃったかというと、世の情勢に煽られ
延期を繰り返したからです。

この2つの作品は、もともと、2020年にどちらも上演する予定でした。
しかし、『幸せな孤独な薔薇』は、2021年5月、『葡萄酒いろのミストラル』は2022年5月に上演となりました。
演劇は、短期間に命を燃やして作り上げるイメージでした。その時しか打ち上げられない花火のような。
それが、熟成期間を経て稽古を繋げることを経験し、人の変化とチームの変化が作品を濃くしてくれました。
楽しい新しい体験でした。我々だけではない。お客さんも一緒に熟成してくださいました。本当に嬉しかった。

演劇は刹那ではない。時間を繋いで広がっていくものなのですね。
その結果が、このイベントです。

2020年、燃やすはずだった2つの作品を、今回、一気に体験してもらうことは、
僕らの20周年イベントにふさわしい。
ようやく、その終結を迎えますが、この2つの作品を通して、また再スタートとしていきたいですね。

ぜひ、集ってくださいませ\(^o^)/

千田剛士



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