最近の稽古

千田です。

稽古というものは曖昧ではダメです。
当然ですが。

初めは
「稽古場で生まれるもの!」
を目指して、わざと何も用意せず、
「せーの!」
で開始してみたけれど

限界を感じました。


今まではメニューを誰かが決めて、
それに沿うというのが普通で

自由すぎたのかもしれません。

本来、「やりたいこと」にあふれている連中で有るはずの
役者という人種の集団ですが

最近の役者たちは少し違うみたいです。

本当は上記のようなことを思っているし、願っているのだけれど
芝居で飯を食うのだと考えているのだけれど

「どうしていいかわからない」

「わかる気はするが、やりかたがわからない」

「漠然」

などなど。

それでも場は有り、なんとはなしに、公演をうててしまう。



と、いうわけで、メニューを決め、前と同じにやると
当然、同じになるのだろうというのは想像できる。

「やるやつはやるし、やらないやつはやらない」

すべては個人のモチベーションにかかってしまう。



だから、メニューを決めつつ、無理矢理に内容も埋めさせつつ、
なおかつ、稽古場で生まれるものと自由度を大事にするうえ、
今後の芝居作りにむけ、プラスになるにはどうするか考えた。

結果

「一人一シーン作ってきて、短時間で演出させ、上演する」
という稽古をやってみた。

一人一曲用意して、1~2分のシーンをしがらみ無く作ってくること。
作品発表も含め、一人に与えられた演出時間は30分。
その日稽古にくるメンツで作成してもらう。


僕は「さんさんたるけっか」を予想していたが、
逆に裏切られ、期待に応えたのか、
十人十色な作品群ができあがりました。

いつも無口で何考えてるかわかんないアイツも
ドジですっとこどっかいな彼も
頭でっかちで口うるさい彼女も
ひっこみじあんなコヤツも

それぞれが、たった2晩の間にシーンをアレコレ考え
段取りをつけ、ほぼ無理矢理だったが時間内に完成させた。

時は金なり

だから急ピッチに作ってみた。

本当は時間をかけ、実に完成度のたかい作品が必要。

だけど、それを作るための考え方の第一歩がまず必要だった。

だから、今日の稽古は成功だと言える。


そんな訳で、次回から、ある台本の1シーンとある一曲を用いて
みんなで、総合芸術の舞台一本化を目指して
作ってみようかとおもう。
アレコレ議論を交えながら。

その後、今度の公演「レグルスのガラスの翼」での作品作りに向けて
シーン作りをしたいなぁ。


よいチームの条件として

・目的を共有し、邁進し
・お互いを尊重しあうが遠慮もなく自己主張もし
・なれ合いじゃない、アスリートとしての共同作業を楽しむ

という事などが上げられると思いますが

目的をめざすことが目的となるのではなく
スムーズな団体をめざすには
なかなか時間をかけた変革が必要ですね。


最近心がけたいと思っているのは

・体中の連携と心との連動
・呼吸を感じあい、フォーカスを共有
・高度な技術をサブ的につかえる為の肉体

などを手に入れることである。

それぞれ、もっと沢山あるけど、いっぱいでいっぱいいっぱいになるから割愛。

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プロフィール

千田剛士

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シアターキューブリック
『誰ガタメノ剣』
2010年 紀伊國屋サザンシアター


シアターキューブリック
『ベイクド・マンション』
2009年 シアターサンモール


シアターキューブリック
『銚電スリーナイン』
2008年 銚子電鉄車内
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