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◎  銚子から外川 

昨日は、キューブリックのみんなで銚子に行った。

鈍行で二時間強、とことこ揺られながら、
だんだん街が森になっていく様を眺めた。
景色とともに、風は軽くなり、匂いは潮からくなっていく。
銚子は日本でも有数の漁港であり、日の出が1番最初に訪れる場所。
東京の隣の県だというに、いろいろ懐かしい場所である。

銚子から終点まで6.4kmという、一両編成がトコトコ走る銚子電鉄(略して銚電)にのり、終着点・外川へ。

さらにそこから5分ほど歩き、太平洋を眺めにいく。

大波。

最近、湘南に真鶴、高知の桂浜といくつもの海辺を眺めているが、
景色が全く違う。
綺麗とか汚いとかの話でもなく、風光明媚であるかどうかという問題でもない。

真鶴のように岩場がアスレチック的だか楽しげでもなく、
湘南のように雑多な様相だか機会的な感じもし、
そういう事でもなく
ここは、怖い。
全く飼い馴らされてない、野性動物みたい。

桂浜とは全く違う。
あそこは初めて行ったのに、家族みたいだった。

外川からの帰りがけ、
現地の漁師夫婦とおしゃべりをする。
ともに80過ぎだが現役。そのときは布海苔をほしていた。
かるく生い立ちを話してくれ、アルバムを見せてくれた。
最近の写真から何十年も前の写真が無造作にまとめてあった。
一枚の白黒写真に海女さんの姿があり
「母」だという。
30年も前の写真。
深い皺に武闘家のような屈強な立ち姿。
海に立ち向かう女の生き様がありありと表れていた。
すごい恰好よい。
舞台では「イキザマ」というものを糧にそこに活きるが
立ち向かうしかない海を前にして戦うだけの生。

そこを後にし
郷土資料館へ向かう
そけで聞かされたのも同じ海と戦う歴史。

必死であったことがありありとわかる土地である。

必死であった。
そして今も必死である街
銚子から外川。

その後移動して犬吠埼からみた海辺は、
広くて、遠くて、怖かったけど、かっこよかったです。

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