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◎  東京から鹿児島へ 

シアターキューブリック
『島津の疾風』
ワークインプログレス東京公演
が終わり、ほんの少しだけホッとしております。
また、今週末の鹿児島公演に向け稽古が始まります。

僕らの形態の演劇の特徴として、
公演が始まると、一気に千秋楽まで駆け抜け、
当然、その後、その演目をやることはありません。
とうぜん、お客さんと面と向って意見交換をするなど。

ワークインプログレスの目玉として
お客さんとの座談会がありました。
僕らにとっての目玉であり、お客さんの皆さんにとっては、それぞれ楽しみ方があるとは思いますが。
普段のアンケートでの意見よりもずっと強く、ときには厳しく、より具体的に
僕らのお芝居に対するご意見を頂きました。
大きな愛を感じました。

役者ってバカですから、全身全霊を以ってお芝居をして、拍手をもらうと
かなり満足してしまいがちです。僕なんかは特にそう。
もっともっと気づかないといけない、精進しないといけない細かな部分をないがしろにしてしまいがち。
そこをたくさん、ムチで叩かれた感じがして嬉しかったなぁ。
お褒めの言葉もよりぐっと迫ってきてて、個々人の感性がビビットに感じられました。
お客さんがより近く感じられました。
これは非常にうれしいことです。
舞台と客席
ここには見えない壁があると言われています。
ここをいかに突破するかが演劇だったりします。
邪道のような手法ですが、壁を柔らかく出来てよかった。楽しかったです。

そして、
芝居が一旦終わりを告げたのに、また改良して、すぐさま新たな本番ができるという幸せ!
これは今回ならではです。
ありがたい!いつもは千秋楽後の力が抜けた時に、多くの反省をします。
もっとああすればよかったと。
そこにまた挑めるという幸せ。鹿児島公演、非常〜〜〜に楽しみです!

それにしても
歴史は難しいし、演劇は難しいし、方言も難しい。それをたった1時間足らずでお見せするという今回の作品。
けして、万民に受け入れられるものではない。やはりそれを実感しました。
僕はそれは悔しいポイント。好みとか世代とかいわず、万人がみんな、すごく楽しい!と思えるような作品にしていきたいし、今後も作っていきたい。
いろいろ考えられてよかった。仲間とともに、これからも精進いたします。

せんだつよし


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