納涼! 私の聞いた怖い話

僕は霊感が無い。

しかし、僕の舞台を共に作ってくれるスタッフさんには、
差はあれど、霊感がある方がいらっしゃいます。
どの方も、「特に良いこともないよ」とおっしゃいます。
そして、劇場という場所は霊が集まるとよく聞きます。
大勢の人たちが楽しんでいるから、「いいな」と思ってやってくるのだそうな。
シアターキューブリックの音響さんは、霊感がある。
照明さんはまったく霊感がない上、お化けが大嫌い。
そんなわけでよく、オペレーションスペースでは
音響さん「あ、いま…」
照明さん「や、やめぇてよぉ!」
などと、いたずらなさってます(^^)

すごく霊感のある舞台監督さんがいました。
「人口が多く見える」とか
「電車の中で手だけの霊がいた」とか
「結界の中を除いたら血でいっぱいだった」とか言ってました。
背後霊も見えるらしく、こぞって見てもらってました。
緑川の後ろには犬の霊がいっぱいいるそう。
その方から、数多の怖い話を聞いた。
その中から1つ。

新宿のとある劇場は、その道の人には有名な霊スポットだった。
劇場に集まる霊はいい奴(?)が多いらしく、
楽しくなって出演しちゃったり、機器を勝手にいじったり、空席を埋めてくれてたりする。
ある公演で、舞台の打ち上げをその劇場でやろう!という話になりました。
舞台監督さんのほか、舞台監督助手さんも霊感があるらしく
「今回の公演も、出演者ふえちゃったね(^^)」
とか話していたという。
その劇場で一番広い場所が奈落と呼ばれる、舞台下の機材庫にあたる場所。
出演者、スタッフ、関係者、みな集まった。
車座になり、地べたに座ってやんややんや宴をしていた。
その輪は実に楽しそうで、公演の成功を物語っていた。
しかし、
二人だけ、楽しめない人たちがいました。
舞台監督さんと、舞台監督助手さんである。
「やばいよ…」
「やばいね…」
なんとは無しにつぶやきはじめた。
「これはやばいよ…」
「や、やばいね…!?」
二人の他は、がっはっは!と笑いあう者たち、語り合う者たち、酒を煽り合う者たち。
輪は一様に楽しそうで、スタート時と変わらず、活気に満ち溢れている。
「も、もうホントにやばいって……!」
「ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…」
ただ1つ変わったところと言えば
その楽しそうな輪が、
その外側に
もう一つ出来上がっている事だ。
「ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…!」
二人しか気づいていないが
打ち上げの輪の回りに、もう一周、霊が輪を作っていたという。
ただ、実に楽しそうだったそうな(^^)
プロフィール

千田剛士

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出演動画

シアターキューブリック
『誰ガタメノ剣』
2010年 紀伊國屋サザンシアター


シアターキューブリック
『ベイクド・マンション』
2009年 シアターサンモール


シアターキューブリック
『銚電スリーナイン』
2008年 銚子電鉄車内
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