忘れられない地域のお祭り

僕が育った街、台東区。
お祭りといえば三社祭が有名。
それにともない、朝顔市やほおずき市、羽子板市など市もいっぱい。
町内会もお祭りに力をいれてて、年中そこらで神輿や山車がわっしょい!わっしょい!しているイメージ。

お正月、我が家に親戚中があつまっていた。
家から歩いて15分くらいのところに、子ども連中が集って毎年行く神社がある。
小野照崎神社。
パワースポットとしても最近は有名だ。
夜、子供だけでこんなに長く外を出歩ける日はない。
だから毎年興奮してた。
なんで子供だけかというと、大人たちは夜ともなると泥酔しているからだ。
監視の目も随分と甘くなっている。
母のお兄さん、つまり大きい叔父さんが、ポッケから小銭入れを取り出し
大人たちから小銭を集め、投げてよこす。
1円、5円も含め、じゃらじゃらいっぱい。幾ら入っているか?なんて数える気も起きないが、
50円や100円も結構見えたから、子供らが楽しく遊べるくらいは毎年入っていたと思う。

夜道は普段よりもずっとライトアップされ
下町の一角に、子供のぎゃあぎゃあいう声や、普段着慣れない着物姿の人たちがあふれている。
ぱっと見でとっても楽しそう。あの中にどんどん紛れていく。
神社の中がどれくらい広いか、もうわからない。普段とはまったく様相が違う。
人がいっぱい。屋台がいっぱい。ライトがいっぱい。笑い声とおじさん達の声がいっぱい。
楽しそうはとうに終わり、楽しい。
いつのまにか口の周りはソースとマヨネーズと甘みでいっぱい。
両手は何かでいっぱい。お腹もいっぱい。
どれくらいいたかもわからず、意気揚々とお家へ帰る。
正直、誰と行ったかすら覚えていない。楽しかった。
帰宅すると大人たちは特に変わらず大騒ぎをしている。
「まったく…」とその時ばかりは自分のほうが大人に思える。
楽しい楽しい騒がしい夜。

僕の地元のお祭のイメージはこんな感じ。

僕はお芝居をやっている。
お祭りのような、楽しい処にいつの間にか迷いこむような
そんな公演を作っていきたい。
どうぞ、いつだって遊びにきてください。
プロフィール

千田剛士

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出演動画

シアターキューブリック
『誰ガタメノ剣』
2010年 紀伊國屋サザンシアター


シアターキューブリック
『ベイクド・マンション』
2009年 シアターサンモール


シアターキューブリック
『銚電スリーナイン』
2008年 銚子電鉄車内
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