シアターキューブリック17周年!

さて

僕の所属する劇団、シアターキューブリックが17歳になりました。


17年前、どんなことを考えていたかというと
「芝居漬けの人生を送るぞ!」
でした。

やり続けていると芝居は、
技術や思いだけでは出来上がらない事に気づき、
たくさんの協力者、応援、仲間が必要であることに気づき、
人間の偉大さや自分の不甲斐なさに気づき、
だが
自分の好きなところや自慢できるところを見つけるようになり、
隣人の力になる術を思いつき、
もっと凄いこと、熱いことがやりたいとまた思うようになった。


不思議なものですね。


シアターキューブリック10周年のときの事ですが
劇団というものは短命な生き物ですから、
それはそれは、ひとつの偉業でもあり
「まだまだ」と言い聞かせながらも達成感がありました。
一気に老け込んでしまうことを恐れてか、
「はしゃいでいたばかりの10年間で、人間でいったらまだ小学5年生!
これからも子供の心を忘れず、はしゃいで参ります!」
な〜んて事、言ってたような気がします。


今思うと、いや、ほんとうにはしゃいでばかりの10年間でしたよ!
東京のいろんな劇場でお芝居をし、稽古ばっかり。
仲間たちと顔つき合わせて、笑ったり、戦ったり、しんみりしたり、踊ったり。
はしゃいでました。
同年代の他業種の友人たちとは随分違っていたでしょう!

では、その後の7年間はというと、
東京を離れ、劇場を離れ、他の団体の人達と座組みを作り、演劇界も超え、
それはもう、大冒険の期間だったなと思います。
信じられないこともたくさんあった!


なんだか、こう簡単に振り返っただけでも全部は思い出せず、
ただ膨大だなと思いました。



最近、3月4日に行われる「キラキラ番外地2」用に
小道具をたくさん見ています。
シアターキューブリックの小道具担当は、ずっと僕でしたから、(今は榎本くん)
我が家には、17年分の小道具が山のようにあります。
もう、やばくて捨ててしまったモノ
お見せするにはしのびないモノ
デカすぎるモノ
・・・などを省き、ここ近年の作品から選び、会場入りさせるつもりです。
お楽しみに!

17年間分はやはり膨大な量!
どれがなんの作品で、なんに使ったのか?正直、自信がありません。

当然、すべてが僕の用意したもの、というわけではないが
小道具ひとつ作るにも、時間をかけて一手一手作業をしてきたな
と。
既製品をさがすにも、足をつかい、考え、節約しながら、結果、一つを選んできた。

それを重ねに重ね、一つの作品において、たくさんの手間暇をかけ、小道具を揃えて来ました。

だけどもう、その苦労も忘れました。
あのときは大変だったけど、残ったのはモノだけですから。
それより、
ああ、そうかと。
そういうことかと。
こうやってひとつひとつ繰り返してきて、17年が経ったんだなと。


演劇は残酷な文化で
僕らとお客さんは一期一会
僕らと作品は一回勝負
興行は時間とともに消えて行きます。

だから刹那的で、だから寂しい
とかそんな事ではない。


最初の10年は、はしゃいでばかり。
次の10年は、大冒険。
言葉変えてみただけで、楽しく芝居を尽くしてきただけ。
実は一緒。

いろんな事に気づいたり、悩んでみたり、進んでみたりしましたが
一個一個、乗り越えていくだけ。

ただ、続けてきただけだし、これからも続いていく。

僕は僕の道を歩んでいくだけだなと思いました。
きっとまた、たくさんの大変なことが起きるんだろうなと思います。
だから一個一個を頑張ります。

おじさんになったら、こんどは若人達に残してやるんだ。

と言う人もおりますが
そんな先の事はわかりません。

僕は進むだけ。
その結果、残すこともあるでしょう。
そうでないときもあるでしょうね。

で、ずっと後でまた振り返ったときに、
「ああ、芝居漬けだなー」
と思えたら幸せだなーと思います。

シアターキューブリックの17周年に思ったことはこんな事です。
たまにはいいでしょう。
長文失礼しました。

千田剛士
プロフィール

千田剛士

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出演動画

シアターキューブリック
『誰ガタメノ剣』
2010年 紀伊國屋サザンシアター


シアターキューブリック
『ベイクド・マンション』
2009年 シアターサンモール


シアターキューブリック
『銚電スリーナイン』
2008年 銚子電鉄車内
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