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◎  僕の背筋の凍った話 2019 ~夏~ 

みなさん、こんにちは!
一番よく見る夢は
「まだ大学を卒業してないし、今年も出来なそうな夢」です!千田です!
背筋が凍りますね。

そんなわけで、夏というわけで、こんなタイトルでブログを書き始めました。

大学は、ちゃんと卒業しております。
その大学時代に、友人たちと行った夏旅行の時のお話です。


当時入っていた演劇サークルでは毎年、夏合宿と称して、みんなで旅先で遊び倒すのが通例で、その年は、那須高原にて二泊三日の合宿を行いました。

一つ上の先輩に、不幸を呼び込む男・Hさんがいました。
とっても真面目でいい人なんですが、バイトを始めればその店が潰れ、財布を忘れた友にお金を貸したら財布を無くし、講義の曜日を一日間違え単位を落とし、、、
とまぁ、エピソードの絶えない人なので、Hさんの部屋はみんなの溜まり場となってます(^^)そんな人です。

那須高原の宿に到着し、Hさんや僕も含め、気の合う男たちはいつものように何の街へ繰り出しました。街というか森ですが。
バカ話をしながら月明かりの下、どんどん進んで行くと、明滅する光を見つけました。
蛍です。
するとHさんが言いました。

「この辺たしか、川が近いから行ってみよう!」

僕らの中にNOという概念はありませんでした。
すぐに気づきました。
道に迷いました。

電灯器具もあまり無い中、当然のように川など見つからず、フラフラ歩いているとHさんが言いました。

「こないださぁー、山で野犬に襲われるって言うニュースがあって・・・」
急に何を言い出すのか?と思った途端!

「ワンワンワンワンワンワン!!!!」

うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
と漫画のような雄叫びをあげながら全力疾走する僕ら!
血と惨劇の夏!をイメージした最中、たまたまたどり着いたのが、
見たことのある旅館近くの大通り。
ふぅ〜と息をつきながら、面々は帰路に着きました。

「不幸、呼び込むね〜〜(^^)」とHさんをいじっている最中、Hさんが言ったのです。

「そういえばさぁ、近くにりんどう湖ファミリー牧場ってのがあってさー・・・」
そう、まだ僕は知らなかったのです。
この後まさかあんな背筋が凍るできごとに僕自身が直面するとは。。。


りんどう湖ファミリー牧場。
今は「那須りんどう湖レイクビュー」というしゃれた名前になりましたが、
牧場と遊園地をかけ合わせた、おもしろ観光スポットです!

サークルの女子も数名まざりながら、朝から繰り出しました。
アーチェリーやろうよ〜〜、いいねー
牛かわいいーー、そうねー
そんな、
なんの当たり障りないちゃらちゃらしたやり取りをしながら、悠々とした時間が過ぎていきました。
お昼をとり、牧場アイスクリームを食べ食べした頃、Hさんが言いました。

「あ!ヒーローショーやってるね!」

僕らはたまたま特撮好きがそろっていて、いいねー行こう行こうー♪と言いました。
そのヒーローショーは、司会のお姉さんがいなく、悪の幹部が全体進行を行うという、なかなか珍しい形態のショーでした。
郊外の遊園施設の割に、人気は上々で、客席にはたくさんのファミリーがごった返しておりました。
その中に、ひときわ異彩を放つ、ちょっと大人の集団。
この時点でもう前フリは出来ていたのかもしれません。

当時のヒーロー(わすれた)がワイワイ出てきて、少し戦闘があって、いなくなってそして、
そう、ヒーローショーでは定番のあのコーナーがやって来たのです。
怪人が会場の子供をさらって、悪の組織に誘い込むコーナーが、、、、、

幹部の一声で怪人たちが数人あらわれ、客席が阿鼻叫喚に包まれました。
次々と子どもたちが、奇声を発する怪人に連れ去られていく。
そんな中、、、、
ゆらりと黒い影がこちらに近づいて来たのです。。

あれ?こっちに来るなーと思ったら、近くで止まり
覆面に隠され表情もわからない。瞳は値踏みするように僕らを見てて、

やだなーやだなー、不穏な空気だなーと思ってたら
ああそうか、そうなったかと。
僕ですよ、僕にぐんぐん近づいてきて怪人が僕の耳元まで近づいて
とても小さなささやき声で言ったんです。

「お菓子あげるから」

いやいや!と思いながら、ある意味美味しい誘いにつられ、
怪人に引っ張られて行きましたー

あとはご想像ください。
悪の幹部に順番にいじられる、三歳児、三歳児、の次に立つ僕。
ある意味、怪人に無茶ぶられる悪の幹部。
を、見守るたくさんの観衆。

背筋がぞーーとする時間を過ごしたのち、一笑いをもらって
あと、お菓子をもらって、あとは仲間の中へもどりました。

あとは覚えてません!

ぜんぶHさんのせいだ。。。






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